“やりたいことがない”まま20代が終わりそう──それって、本当に悪いこと?

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「目標も夢もないまま、もうすぐ30歳。自分だけ止まってる気がする」

学生時代は、「とりあえず成長できる会社へ」
入社後は、「目の前の仕事で必死」
気づけば20代後半。
でも、“やりたいこと”は、いまだに見つからない。

周りは留学、独立、副業、転職……
みんなが“何かに向かってる”ように見えるのに、
自分だけ“何もない”まま足踏みしてる気がする。

この記事では、そんなあなたに向けて、
「やりたいことがない=ダメ」ではないという視点と、 “無目的のままでも進んでいい理由”をお届けします。


なぜ「やりたいことがない」が、こんなに苦しいのか?

社会が“明確な目標を持つ人”を過剰に称賛するから

SNSで「夢が叶いました」と投稿する人、
セミナーで「目標に向かって突き進んでます」と語る人。
そんな人たちが輝いて見えるほど、
“やりたいことがない自分”は無価値な気がしてしまう。

でもそれは、“ゴールありき”のキャリアが正解という一面的な物語にすぎません。

✅ 大切なのは、「ないこと」を否定しないこと

  • 今の違和感を認識できている
  • 現状を問い直している
  • 自分を変えたいと思っている

それだけでも、もう十分“前を向いている”のです。


実は、“やりたいこと”は「見つけるもの」じゃなく「育てるもの」

多くの人は、“やっているうちに”見つけている

✅ キャリアの現実って、実はこんな感じ

  • 配属された部署が意外と合っていた
  • 頼まれた仕事が楽しくなってきた
  • 苦手だと思っていたことが、実は強みだった

つまり、最初から明確な夢や目標があったわけじゃない。 “動いたからこそ見つかった”人がほとんど。

「やりたいことがあるから動く」じゃなく、
「動いているうちに、やりたいことが育っていく」
これが、“探索型キャリア”という生き方です。


じゃあ、今“何をしていいか分からない”とき、どうすればいい?

1. “違和感”に注目する

  • なんとなく毎日がつまらない
  • 成長してる実感がない
  • このままの仕事を30代もやるのかと思うと不安

こうした感情は、「次に進むサイン」です。
明確な目標はなくても、
「今のままではない未来」を求めているなら、それはもう立派なスタート。

2. 「できそう」と「やってみたい」の交差点を探してみる

  • ちょっとだけ興味がある分野
  • 誰かに褒められた経験のあること
  • 「やってる人を見て羨ましい」と思ったこと

大きな夢じゃなくていい。
“ほんの少しの違和感”や“引っかかり”を頼りに、次の行動を選んでみましょう。

3. 「お試し」でOK。副業・スクール・転職準備という選択肢も

  • いきなり辞めなくても、始められることはたくさんある
  • 転職サイトを眺めて「気になる」を集めてみる
  • 副業やプロボノで、ちょっと外に出てみる
  • スクールでスキルをかじってみる

“試してみる”という軽やかさが、輪郭をくっきりさせてくれます。


よくある落とし穴:「やりたいことが見つからないと動いちゃダメ」?

むしろ、止まっていると何も見えない

「納得いく目標が見つかるまで動かない」
──これは一見まじめだけど、実は一番遠回りなパターン。

✅ なぜなら…

  • 外に出ないと、比較対象も刺激も得られない
  • 経験しないと、“好き”も“嫌い”も分からない
  • 止まったままでは、自分の輪郭すら見えてこない

「モヤモヤしたまま動く」のが、正しいんです。


まとめ:“やりたいこと”がないまま動いても、全然いい

  • 20代で“やりたいことがない”のは普通
  • キャリアは「決める」より「育てる」もの
  • 小さな違和感や引っかかりに注目しよう
  • モヤモヤしたままでも、動いてみることで見えるものがある

“無目的でも進んでいい”。 むしろ、そのほうが自然なキャリアのあり方です。

やりたいことが見えなくても大丈夫。
あなたの輪郭は、動いた先に、ちゃんと浮かび上がってきます。

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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki カイロスキャリア編集長

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