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はじめに:転職軸に「お金」を置いてはいけない?
転職活動を始めたとき、こんな言葉が頭をよぎりませんか?
「やりがいで選ぶべき」
「お金を軸にするのはダサい」
でも、もしあなたが本気で人生を変えたいと思っているなら──。
その“美徳主義”は、一度疑ってみたほうがいいかもしれません。
なぜなら、インドでは「年収1円でも上がるなら転職する」のが常識だからです。
そして彼らの合理性には、ちゃんと理由があるのです。
インド人はなぜ「年収」で即決するのか?
インドでは、労働市場の前提が日本とまったく違います。
- 正社員でも、すぐにクビになる
- 代替可能な労働力として見られている
- 情より成果。評価は冷静に下される
そんな中で生き抜く彼らにとって、年収は「自分の価値」の唯一の証明。だからこそ、年収が上がるかどうかが転職の第一軸になるのです。
「合理的で強い」インド式キャリア観
- 情や忠誠よりも、“成果と報酬”がセットであることを重視
- 会社に守られる幻想がないから、常に市場に目を向けている
日本のような終身雇用前提の発想とは、根っこから違うのです。
日本でも「インド式」が通用する理由
「でも、日本はインドと違って…」と思うかもしれません。
たしかに、すぐクビになる文化ではない。
でも、だからこそ逆に“ズルズルと同じ場所にい続ける”リスクもあります。
守られているようで、実はジリ貧
- 年収が10年変わらない
- 業務は増えるのに、待遇は据え置き
- やりがいに頼り、生活が苦しい
こうした状況に耐え続けるのが「美徳」なのでしょうか?
「お金で決めていい」という許可を、自分に出す
年収アップは、人生の選択肢を増やします。
- 引っ越しできる
- 家族を養える
- 学びに投資できる
つまり、“キャリアの可能性”が広がるのです。
それを「お金目当て」と言って否定するのは、あまりにも視野が狭い。
日本人が苦手な「お金=悪」の呪縛を壊す
インド人のように、お金を肯定していい。
むしろそれは、「自分の価値を認めてあげる」ことと同義なのです。
年収で選ぶときの注意点
もちろん、年収だけで飛びつくのは危険です。
以下のようなリスクも冷静に見ておきましょう。
1. 業務量が異常に多い
年収は高いが、実質の時給換算では下がっているパターン。
2. ストック型の年収か?
一時金ではなく、継続的に上がっていく設計かどうかを確認。
3. 成長環境があるか
「年収は高いけど、何も学べない」は長期的に損をする。
まとめ:「“年収で決める”ことを正当化しよう」
転職の軸に「お金」を置くことは、恥でもなんでもありません。
むしろ、自分の価値を見つめ直すきっかけになります。
- 他人がどう思うかではなく、自分が何を得たいか
- 情に流されず、数字で判断する冷静さ
- 「お金は可能性」であるという発想
インド人の合理性から学びながら、あなたなりの「価値最大化戦略」を、ぜひ描いてください。
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