インドの“転職回数=進化回数”という考え方がすごい

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はじめに:転職回数に、引け目を感じていませんか?

「また転職してしまった…」
「履歴書が汚れていくようで、なんだか不安だ」

──そんな気持ちを抱えながら、キャリアを歩んでいませんか?

日本では、転職回数が多いことに対して“ネガティブな評価”がつきがちです。
けれど、インドではまったく逆の価値観が広がっています。

今日はそんな“インド式キャリア観”をヒントに、
転職回数を「恥」ではなく「進化の証」に変える視点をお届けします。


インドでは、転職回数が“進化の証”として歓迎される

社会の前提が違うから、価値観も違う

インドでは、

  • 「年収が1円でも上がるなら転職する」
  • 「会社は自分を守ってくれない」
  • 「だからこそ自分でキャリアを最大化すべきだ」

という価値観が浸透しています。

この前提に立つと、転職とは“戦略的な進化行為”に他なりません。
多くの現地IT人材が2〜3年で次に移るのは、会社を裏切るためではなく、自分の価値を最大化するため。

日本とのギャップ:転職は“忍耐不足”じゃない

一方、日本では転職=ネガティブな印象がまだ根強く残っています。
「我慢が足りない」「腰を据えてない」という言葉が、面接や職場で飛び交うのも事実です。

しかし実際には、変化に対応し続けてきた人こそが、変化の多い時代に必要とされる人材でもあるのです。


転職歴を“進化の履歴”に変える3つのステップ

1.「なぜ辞めたか」ではなく「何を得たか」を整理する

面接で過去の転職を問われたとき、
“ネガティブな理由”ではなく、“得た経験やスキル”に焦点を当てて伝えましょう。

  • 【例】「短期間で辞めましたが、BtoBの提案営業と資料作成の基礎が身につきました」
  • 【例】「事業撤退に伴う異動のタイミングで、志向に合う業界にチャレンジしました」

“転職=逃げ”ではなく、“選択”として語ることが大切です。

2. “一貫性”をストーリーでつなぐ

たとえバラバラな業種に見えても、そこに通底する“自分なりの軸”があるはずです。

たとえば:

  • 共通点:「どの仕事でも“人との調整役”をしてきた」
  • ストーリー化:「環境は違っても、常に“チームを支える”役割に魅力を感じていた」

キャリアは“職種”ではなく“思考”で一貫性を出すことができます。

3.「変われる力」こそ、今の時代の武器

ChatGPT、リスキリング、副業解禁…
変化の激しい時代において、“変わらないこと”がリスクになる場面も増えています。

逆にいえば、「変われる力」を持つ人はどこでも重宝される時代。
だからこそ、転職経験=順応力・柔軟性の証明ともいえるのです。


よくある落とし穴:回数の多さより“理由のなさ”が問題

誤解しがちなのが、
「回数が多い=悪い」という短絡的な思い込み。

本質的な問題は、“納得できる理由がない”ことです。
納得感のある転職は、たとえ回数が多くても筋が通ります。

逆に、“なんとなく辞めた”が積み重なると、信頼を失いやすくなります。


まとめ:“何回転職したか”より、“何を積み重ねてきたか”

日本の価値観において、転職回数が多いことに引け目を感じる気持ちはよくわかります。
でも、インドのように「変化=進化」ととらえる視点があるだけで、
あなたのキャリアは、まったく違う意味を持ち始めます。

転職のたびに、“新しい自分”にアップデートしてきたあなたへ。
どうかそれを、胸を張って語ってください。

キャリアとは、他人の評価軸ではなく、
自分がどう生きてきたか──その選択の軌跡です。


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この記事を書いた人

Masakiのアバター Masaki カイロスキャリア編集長

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