目次
「何でもやってきた。でも、“これ”といえる強みがない。」
- 企画も、営業も、採用もやってきた
- 社内では頼りにされてる
- でも、転職サイトを開くと、どこにも自分の“職種”が見当たらない
「肩書きがない」
「専門性がない」
「市場で評価される気がしない」
──そんなふうに、焦りとモヤモヤの中にいるあなたへ。
この記事では、“何でも屋”から脱け出すための視点と戦略をお伝えします。
なぜ「何でも屋」は危ういのか?
◆ ① スキルの棚卸しができない
- やってきたことは多いのに、言語化できない
- 業務範囲が広すぎて、「何の専門家?」と問われると詰まる
→ 結果として、履歴書に書ける武器がないまま年齢だけが上がってしまう
◆ ② ベンチャーでは重宝される。でも市場では通じない
- 現場では「助かる存在」だったとしても、
→ 転職市場では“何をしてきたか”で判断される
「すごい人」ではなく「再現できるスキル」を求められるのが市場の目線
◆ ③ “柔軟性”が“曖昧さ”と捉えられる
- あれもこれもやってきた人材は、
→ 「器用だけど、深さがないのでは?」と判断されやすい
じゃあどうする?“何でも屋”から脱け出す3つのステップ
◆ ① 「どんな課題に貢献してきたか」を軸に棚卸す
たとえば:
- 売上を伸ばした → 「営業戦略の改善に寄与」
- 採用を強化した → 「組織成長に直結する人材獲得を推進」
- 業務フローを整えた → 「生産性向上の仕組み化」
→ 「職種」ではなく「価値提供した領域」で再定義する
◆ ② 「一点突破型」のキャリアに切り替える
- 広くやってきた中で、どこに一番“熱”と“貢献”があったか?
- 「今後伸ばしたい領域」を自分で決めて、そこに打ち込む
“やれること”じゃなく、“やっていくこと”を自分で選ぶタイミングが28歳です。
◆ ③ 「私は◯◯の人です」と名乗る練習をする
- プロダクトを伸ばすマーケターです
- 人を育てる仕組みをつくってきた人事です
- 事業と現場をつなぐブリッジの役割を担ってきました
→ 肩書きがなかったなら、自分で“名乗る”ことから始めましょう
よくある反論:「何でもできるって武器じゃないの?」
たしかに、柔軟性は大きな強みです。
ただし、それは“専門領域を持った上での強み”としてこそ活きるもの。
「何でもできる人」ではなく、「◯◯もできる◯◯の人」になった瞬間、キャリアは動き出します。
まとめ:28歳は、“方向性”を決める最後のチャンスかもしれない
あなたがこれまでやってきたことは、決してムダじゃない。
でも、今ここで「自分は何者として生きていくか」を決めなければ、
この先の選択肢は“狭く”“弱く”なっていくかもしれません。
何でもできる自分に誇りを持ちつつ、
「この分野で勝負する」と決めてみませんか?
その一歩が、次のキャリアを変えていきます。