──「誇れるものがない」人へ贈る、見えない価値の話
目次
「自分には何もない」──そう思って止まっていないか
「Excelも英語も話せない」
「自信がある経験がひとつもない」
「このままじゃ、どこにも行けない気がする」
──もしあなたが、そんなふうに感じているなら。
それは、“スキルがない”からではなく、自分の価値を見つけられていないだけかもしれません。
「スキルがない」は構造の話──“見えにくさ”が問題だった
◆ スキルとは、「誰かに伝わって、はじめて価値になる」
たとえば、
- 地味だけど正確な仕事が得意
- チームを陰で支えるのが好き
- とっさのトラブルにも冷静に対応できる
これらはすべて“スキル”です。
でも、職務経歴書や面接では伝わりにくいタイプのスキルでもあります。
スキルが「ない」のではなく、「言語化されていない」。
これが“何もない気がする”正体です。
「スキルなし」でも転職できる理由と戦い方
◆ なぜ未経験でも採用されるのか?
企業が見ているのは「スキル」だけではありません。
- 再現性(前職での経験を新しい環境でも活かせそうか)
- 成長余地(吸収力や柔軟性)
- 協調性(周囲と働く姿勢)
つまり、「伸びしろ」が評価対象になることも多いのです。
◆ 見えないスキルを“言語化”する方法
- 行動ベースで整理する
→「誰に、どんな課題に、どう動いたか」で説明 - 結果より“工夫”を伝える
→地味な仕事でも、改善の工夫や考え方は武器になる - 上司や同僚に聞いてみる
→「あなたってこういうところあるよね」がヒントになる
自分の“当たり前”は、他人にとって“すごい”かもしれません。
よくある落とし穴:「すごい経験=価値がある」と思いすぎる
- 海外経験
- 数千万のプロジェクト
- 表彰歴や表舞台での成果
たしかに目立つけれど、これがすべての人に求められているわけではありません。
むしろ、当たり前をきちんとやれる人や、
チームで“穴を埋められる人”が重宝される職場もたくさんあります。
まとめ:「スキルがない」は、“伝え方”で変えられる
- 見えないスキルも、構造と視点を変えればちゃんと価値になる
- 企業は「伸びしろ」や「姿勢」も見ている
- 自分の中の“当たり前”にこそ、強みが隠れている
「スキルがないから無理」と思う前に、
自分が“どんな場面で喜ばれたか”を思い出してみてください。
それは、もう“誰かの役に立った”証拠。
あなたの価値は、すでにそこにあるんです。
カイロスキャリア編集部
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