「起業したい」と言えなくなった君へ

── ベンチャーに飛び込んだ僕が、“動けなかった理由”


目次

あのとき、「起業したい」って本気で思ってた

  • 会社なんかに縛られず、自分で事業をつくりたい
  • 好きな仲間と、好きなことをして生きていきたい
  • 組織よりも、“挑戦”のそばにいたい

だから僕は、新卒でベンチャー企業に入った。
創業直後、社員数はたった3人。
「ここなら、起業家マインドが身につくはずだ」と信じて。


でも──気づけば、何も動けないまま、5年が経っていた

  • 気づけば、毎日を“こなすこと”で終わっていた
  • 気づけば、「いつかやる」が口癖になっていた
  • 気づけば、あんなに憧れていた“起業”が、どこか遠く感じるようになっていた

「あれ、自分って本当に起業したかったんだっけ?」

そんな問いすら、こわくて直視できなかった。


起業できなかったのは、覚悟が足りなかったから?


◆ ① 「行動してない=やる気がない」は、本当か?

もちろん、当時の自分は本気だった。
けれど、仕事に追われて、余裕がなくて、
「まずは経験積んでから」と言い訳しているうちに、時間だけが過ぎていった。

でも、それって本当に悪いことだったのだろうか?


◆ ② 「やらなかった」じゃなくて、「まだ準備中」だったのかもしれない

今思えば、あのときの自分は、まだ“自分を知る時間”が必要だった。

  • 何が得意で、何が苦手なのか
  • どんな働き方が向いているのか
  • 誰と一緒にいたいのか

そうやって試行錯誤した5年間は、
起業“できなかった時間”じゃなくて、“土台をつくる時間”だったと思う。


◆ ③ 起業できなかったことを、失敗にしないために

たしかに、僕はまだ起業していない。
でも、経験を積み、人に出会い、自分の輪郭が見えてきた。

そして今は、“起業だけが挑戦じゃない”とも思えるようになった。


よくある落とし穴:「やらなかった自分はダサい」症候群

SNSを見れば、20代で起業している人もたくさんいる。
「資金調達しました」「月商1000万達成」
そんな投稿に、正直圧倒されたこともある。

でも、それを見て焦って動いても、うまくいかない。
比較で始めた挑戦は、すぐ折れてしまうから。


まとめ:「起業していない自分」も、ちゃんと進んでいる

  • ベンチャーに入って、もがいた日々は無駄じゃなかった
  • 「起業してない自分」=「挑戦してない自分」じゃない
  • 選ばなかったことにも、意味がある

だから、あのときの自分に言いたい。 「動けなくても、止まってないよ」って。

このメディアを読んでくれているあなたにも、そう伝えたい。


カイロスキャリア編集部

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