第二新卒、“とりあえず営業”の末路

── 希望と違う職種ばかり紹介される構造と、その抜け道


目次

「やりたい仕事じゃないのに、営業ばかり紹介される」

  • キャリアチェンジがしたい
  • 未経験職種に挑戦したい
  • でも、転職サイトもエージェントも営業ばっかり提案してくる

「もっと他の職種があると思ってた」
「どれだけ希望伝えても、また営業か…」
「自分には“それしか無理”ってこと?」

そんなふうに、違和感と不安に揺れているあなたに向けて。
この記事では、営業紹介の“構造”を分解し、
そこから抜け出す具体的なヒントまでお届けします。


なぜ「第二新卒=営業」になるのか?


◆ ① 営業職は“未経験OK”で採用ハードルが低い

  • スキルよりポテンシャル採用が中心
  • 離職率が高く、常に人が足りない
  • 数字で成果が測れるため、教育コストもかけやすい

→ 結果、企業もエージェントも“営業を紹介しやすい”構造になっています。


◆ ② エージェントにとって“営業=決まりやすい”

転職エージェントのビジネスモデルは「成果報酬型」。
つまり「内定が出た=売上」になる。

営業職は…

  • 採用枠が多い
  • 面接通過率も高い
  • 応募から内定までのスピードが早い

紹介すれば決まりやすい=効率がいい=営業をすすめやすくなる。


◆ ③ 「第二新卒」の定義があいまいだからこそ“汎用枠”に入れられる

企業やエージェントにとって、第二新卒は「職歴浅い=判断しにくい」。
→ 結果、“とりあえず営業に回す”という雑なマッチングが起きがちです。


「営業以外で働きたい人」がやるべき3つの行動


◆ ① 「やりたい職種」ではなく「やりたい仕事の構造」を整理する

たとえば…

  • 「マーケをやりたい」→「なぜ?」→「分析が得意だから」
  • 「企画がしたい」→「どんな?」→「0→1で考えるのが好き」

「好き」の源泉を見つけると、“営業以外の職種”にもつながる選択肢が見えてきます。


◆ ② エージェントに「営業NG」を明確に伝え、理由をセットで話す

「キャリアを積みたいのは、戦略立案や分析系です」
「人と話すのは得意ですが、数値で競う環境は望んでいません」

→ “感情論”ではなく、“方向性と理由”を伝えることで、エージェントの提案も変わります。


◆ ③ エージェントに頼りすぎない。“職種ベースの求人サイト”を使う

  • Wantedly:カルチャーフィット重視
  • Green:IT・Web系職種に特化
  • direct recruiting系(Lapras、YOUTRUST など)も活用価値あり

職種軸・会社軸で自ら探しに行くことが、キャリアの主導権を取り戻す第一歩です。


よくある誤解:「営業は潰しが利くから、とりあえずでいいのでは?」

たしかに、「営業経験はつぶしが利く」と言われます。
でも、それは“次に何がしたいか”が見えている人にとってのみ、有効なカードです。

「なんとなく営業をやった結果、次のキャリアに迷子になる人」も少なくありません。


まとめ:第二新卒こそ、“とりあえず”ではなく“意志ある選択”を

  • 早期離職した
  • 経験が少ない
  • 市場価値が低い気がする

──そんな不安から、営業職ばかり紹介される。
でも、それはあなたの可能性が営業しかないという意味ではありません。

営業を選ぶかどうかを決めるのは、“あなた”です。

「紹介されたから行く」のではなく、
「自分の軸で職種を選ぶ」という習慣が、これからのキャリアを変えていきます。

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