ベンチャーで「何でも屋」になった君へ

── 専門性がなくても、あなたのキャリアはちゃんと価値がある


目次

「結局、自分には何もないのかもしれない」──そんな風に感じてない?

  • 企画も営業も採用も、なんでもやってきた
  • とにかく走り続けてきた
  • でもいざ転職を考えると、「自分は何ができるのか」がわからない

「専門スキルも、資格もない」
「“何でも屋”って、転職市場でどう見られるんだろう」
「がんばったはずなのに、評価されない気がする」

この記事では、そんな風にモヤモヤと焦りを抱えるあなたに向けて、
“何でも屋”のキャリアの価値を棚卸しし、次の一歩を見つけるヒントを届けます。


なぜ「何でも屋」は、評価されにくいのか?

それは、“スキルの見えづらさ”と“肩書きの曖昧さ”が原因です。


◆ ベンチャー特有の「役割なき実力主義」

  • 営業とマーケとCSを同時にやる
  • 肩書きと実務が一致しない
  • マネジメントもプレイヤーも兼任してる

→ 経験は多いけど、「●●の専門家」と言い切れない


◆ 自分でも整理できていない=アピールしにくい

履歴書に書こうとしても…

「何を、どう書けば“強み”になるのか分からない」

→ 結果、「とにかくがんばってました」になってしまう。

でもそれ、“がんばり損”じゃない。単に“言語化不足”なだけなんです。


“何でも屋”こそ武器になる。キャリアの棚卸し3ステップ

ここでは、ベンチャー経験を“曖昧な努力”から“語れる武器”に変えるための整理法をご紹介します。


◆ ① 「どんな役割」で「何を成し遂げたか」を分類する

まずはこの2軸で棚卸ししてみましょう。

  • 【役割】:営業/マーケ/採用/業務改善 etc
  • 【成果】:数字達成、仕組み化、改善、立ち上げ、巻き込み etc

→ たとえば:

「営業未経験から3ヶ月でCVRを●%改善」
「採用ページリニューアルで応募数が2倍」
「業務効率化で●時間の工数削減」など


◆ ② 「再現性のある経験」に変換する

  • 「●●で困っていた」→「こう動いた」→「こう変わった」

→ 再現可能なストーリーにすると、どこでも応用できる力として伝えられます。


◆ ③ 「この先どうなりたいか」で選択肢を絞る

  • 「幅広くやったからこそ、●●に絞りたい」
  • 「一通りやったから、●●で専門性を深めたい」
  • 「ゼロイチ経験を活かして、また新しい事業に挑戦したい」

“何でも屋”は、選びなおす自由がある。
それこそが、ベンチャー経験者の特権です。


よくある誤解:「何でもやった=浅い経験」という偏見

確かに、「器用貧乏」なんて言葉もあります。

でも、視点を変えてみてください。

  • 未整備な状況で、手を動かしてきた
  • 優先順位を判断し、タスクを切り分けてきた
  • 一人で複数の役割をこなしてきた

これって、どれも“マネジメントの原型”なんです。

あなたが経験してきたのは、“なんでもできる人”じゃなくて、
“なんとかしてきた人”です。


まとめ:何でも屋のキャリアは、「自分で選びなおせるキャリア」

  • 専門性がない
  • 職種を名乗れない
  • でも、あらゆる現場で結果を出してきた

それは、ちゃんと評価される経験です。

そして大事なのは、ここからどう使うか。

何を捨てて、何を深めるか。
「過去」ではなく、「これから」を軸に考えればいい。

“何でも屋だったからこそ、描けるキャリア”がある。
カイロスキャリアは、そんなあなたの“棚卸し”と“選びなおし”を、これからも支えます。

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