リクルート紹介されがち問題の正体

── 第二新卒が「営業やりたくないのにリクルートを紹介される理由」


目次

「なんで、やたらリクルートばっかり紹介されるんだろう」

  • エージェントからの紹介が、なぜかリクルート系ばかり
  • 第二新卒向け=とりあえず営業、な空気感
  • 「市場価値が上がる」って言われるけど、モヤっとする

「営業向いてない気がするのに、なんでリクルート?」
「本当に合ってるのか、それとも流されてるだけ?」

この記事では、そんな“よくあるモヤモヤ”に対して
「構造的な背景」と「未来軸のキャリア視点」をセットで整理します。


なぜ、リクルートは“紹介されがち”なのか?

理由①:営業職は未経験でもチャレンジしやすいから

リクルートをはじめとする営業系ポジションは、
スキルより“ポテンシャル重視”の採用が多い

  • 未経験OK
  • 研修が充実
  • 数値で評価される文化

こうした「とりあえず社会人として鍛えたい」若手向けの構造があるため、紹介されやすいのです。


理由②:“営業職のブランド力”が強いから

「リクルート出身」は、転職市場でも一種のブランド。

  • 地力
  • 思考力
  • 実行力

このあたりが高く評価されやすく、
エージェント側としてもこう言いやすいのです。

「営業やれば市場価値が上がる」
「ここからなら次が広がる」


理由③:エージェントにとって“紹介しやすい”から

ぶっちゃけ話ですが──
リクルート系は決まりやすく、稼働率も高い

つまり、エージェント側の“数字”にもつながりやすい。
だからこそ、営業職としてリクルートを勧める流れが強いのです。


じゃあ、リクルートに行けば正解なのか?

ここで大事なのは、
「合ってるかどうか」ではなく、「なぜ迷うのか」を言語化すること。

たとえば──

  • 営業の数字文化に、そもそも違和感がある
  • 本音はもっと別の仕事をしてみたい
  • スキルをつけたいけど、“やりたくないこと”では続かない気がする

「営業をやるべき」と言われるほど、自分は“やりたい”と思っていない

──その感覚を、どうか無視しないでください。


“営業経験”の本当の価値とは?

営業の仕事は素晴らしいです。
ただし、「営業経験があれば潰しが利く」という言葉がひとり歩きするのは危うい


◆ 営業経験の価値は、「再現性 × 自己理解」

  • 再現性:誰にでも通じる“売れる型”を持てるか
  • 自己理解:なぜ売れたのか、何が苦手かを自覚できているか

なんとなく3年我慢しても、
「地に足のついた経験」にはなりません。

営業をやるなら、“なぜやるか”を言語化してからでも遅くない。


よくある落とし穴:「まずは営業でしょ」の空気に流されること

「社会人としての基礎力をつけたいなら営業!」
「とりあえず数字を追えばどこでも通用する!」

──確かに、間違ってはいません。

でもそれ、

あなたが選んだ言葉ですか?
それとも、他人が選んだ言葉ですか?


自分に合っている仕事を考えずに進んでしまうと、
3年後に「どこにも行けない営業職」になってしまうことも。


まとめ:「紹介されたから行く」は、キャリアを手放す行為かもしれない

リクルートを紹介されるのは、あなたに可能性がある証拠。
でも、「向いてるかどうか」を決めるのは、他人ではなくあなた自身です。

  • 営業をやってみたい → GOでいい
  • 何か違うと思う → その感覚、信じてOK

キャリアは、“誰かに選ばせるもの”じゃなく、“自分で選ぶもの”。

リクルートは「唯一の正解」ではなく、
“選択肢の一つにすぎない”という感覚を、持っていてほしいんです。

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