自分のキャリアを見つけよう
カイロスキャリア的転職思考

今の会社が嫌なわけじゃない。

でも、このままでええんかって

夜ふと考えてしまう君へ

このメディアについて

はじめに

このサイトは、かつての自分のように「キャリアにモヤモヤしている20代」に向けて作っています。

昇進していく大学の友達。楽しそうなSNS。
それを見て、自分だけが取り残されているような気がしていました。

僕は、そんな気持ちに名前をつけることもできず、
ただ焦りや劣等感に飲まれていたんです。

「今の会社が嫌なわけじゃない」
「でも、このままでいいんやろうか?」

毎晩のように、そんな問いが頭をぐるぐる回っていました。

このサイトは、あのときの自分と同じように“言葉にならない不安”を抱えている誰かの背中を、そっと押せたらという想いで立ち上げました。

ベンチャーで過ごした5年半

僕は、新卒で創業直後のベンチャー企業に、社員第一号として入社しました。
将来の夢に一番近づけると思っていたし、「ここでなら、何者かになれる」そんな期待もありました。

実際、3年目くらいまでは本当に楽しかった。
任される範囲も広く、成長も感じていたし、周囲と比べてもまだ給与に大きな差はなかったからです。

でも、4年目を過ぎた頃から、友人たちとの「見えない差」に気づき始めました。

大手に入った友人たちが昇給していたり、着実に年収を上げていたり。
安定した働き方をしながら、プライベートも充実している様子を見て、
自分だけが取り残されているような気がしていました。

飲みに行っても、出す金額を気にしてしまう。
SNSを見るたびに、どこか素直に笑えなくなっていった自分がいました。

会社の業績も思ったほど伸びず、役職は上がっても、給与は変わらない。

それでも、この5年半で多くの経験を積むことができたことは、僕の中では大きな財産になっています。

転職活動を始めたけど、現実は厳しかった

僕はこれまでに、2回の転職活動を経験しています。

最初に動いたのは、社会人3年目。
第二新卒枠で「今ならまだ、いい会社に行けるかもしれない」と思って、転職サイトを覗いたのがきっかけでした。

でも、そこに広がっていたのは、思っていたような可能性ではありませんでした。

出てくるのは営業職ばかり。あとは名前も聞いたことのない中小企業。
「これが今の自分の市場価値か…」と、現実を突きつけられたような気がしました。

僕の当時の年収は400万円。
数字だけで「これくらいの人」とラベリングされることが、すごく悔しかったのを覚えています。

結局、そのときは転職には踏み切れませんでした。

でも、今思えばあのとき辞めなかったことが、結果的にすごく大きな意味を持っていたと思っています。

そこからさらに2年、僕は同じ会社に残って、“専門性”を深める時間を持つことができました。(ベンチャーだったからこそ希望の職種をさせてもらえた。)

その経験があったからこそ、数年後の転職で、自分の希望をちゃんと形にすることができたんです。

転職して気づいたこと

結論から言うと、転職して本当によかったと思っています。

「自分は今の会社でしか通用しないかもしれない」
「辞めたら後悔するかもしれない」

そんな不安を抱えながらも、ちゃんと経験を積んで、
自分で「今だ」と思えるタイミングで動いたからこそ、
僕は希望する転職を実現することができました。

意外と、自分は他の場所でも通用しました。

年収は200万円にアップ。
たった1回の転職で、200万円年収が上がったという事実は、
当時の自分からすると想像もしていなかった結果です。

働く環境も、関わる人も、全部変わったけれど、
一番大きかったのは、「辞めても大丈夫やった」って、自分で実感できたことです。

毎日が楽しくなりました。
仕事も、人生も、「自分で選べている」という感覚がある。

あのとき転職しなかったことも、あのとき転職したことも、
今では、すべて完璧なタイミングだったと思っています。

あなたに伝えたいこと

モヤモヤしているなら、それはきっと、何かが変わる準備ができたってこと。

僕はずっと、自分だけが取り残されているような気がしていました。
隣の芝が青く見える気持ちも、焦りも、劣等感も、全部わかります。

でも、ちゃんと向き合って、動き出せば、キャリアは変えられる。

僕自身、ずっと悩んで、何度も転職活動に踏み出せずにいました。
けれどあの時間も、意味がなかったとは思っていません。
自分の中にある“違和感”に気づいていたからこそ、今がある。

大事なのは、「どう思われるか」じゃなくて、「自分がどうありたいか」。

このメディアが、あなたの“気づき”のきっかけになれば嬉しいです。

カイロスキャリア編集部